Let's Use ひきだすにほんご! ~Examples of use~
他の実践例を見る
タイの2つ高校で授業をしました。どちらの高校も日本語専攻の学生たちで、日本語レベルはN5ぐらいです。
ケンナコンウィッタヤーライ高校:1年生~3年生各1クラス。それぞれ40名ぐらい。
スアンクラーブウィッタヤライ トンブリー高校:2年生の2つのクラス(それぞれ18名・42名)
この授業では、オノマトペの意味を推測して理解させること、オノマトペを使って自分の気持ちを表現できるようになることを目指しました。
「ひきだすにほんご」サイトのオノマトペコーナー
ワークシート
授業投影用スライド
はじめにウォーミングアップとして、「ひきだすにほんご」サイトの「気持ちが伝わるオノマトペ」のコーナーから5つのオノマトペの動画をみせて、オノマトペの意味を推測させました。推測はグループではなく、個人でしてもらいました。
グループわけをするために、ワークシート(ハートが書かれた紙)を生徒にくばって、1で動画を見た5つのオノマトペの中から好きな「オノマトペ」をえらんで、青いハートに1つ書いてもらいました。そして、同じ「オノマトペ」を選んだ者同士でグループを作らせました。
「ひきだすにほんご」のサイトでオノマトペのビデオ24回分を見させました。ワークシートを配って、グループで意味を推測させて、タイ語で意味を書かせました。このとき、生徒たちはグループでスマホなどを使って、オノマトペの動画を見ました。
そのあと、各グループが考えた事をシェアをしました。日本語のオノマトペはタイ語ではいろいろな言い方で説明ができるので、生徒たちはいっしょうけんめい話し合って、一番ぴったりの意味を考えていました。
そのあと、生徒がどれぐらい理解したかをチェックするために、教師がオノマトペを使う場面をイラストやジェスチャーで見せて確認しました。
自分のこれまでの経験の中から、オノマトペに合う経験を選んで、「どんなシチュエーションだったか、そのときどんな気持ちだったか」を考えて、グループでシェアさせました。
6で考えた経験の中から1つ選んで、全員の前で発表しました。生徒は選んだオノマトペをワークシートのピンクのハートに書き、友だちに自分のシチュエーションを伝え、どんな気持ちか推測をさせて、ピンクのハートを見せながら、書いた気持ちを伝えました。
最後にCAN-DO CHECKを自分でチェックさせました。
宿題は「ひきだすにほんご」のサイトから選んだオノマトペで「私の気持ちを伝えたい」のビデオを作らせました。ケンナコンウィッタヤーライ高校では1人で一つの動画を作りました。スアンクラーブウィッタヤライ トンブリー高校ではグループで動画を作りました。
生徒たちは日本語でのおしゃべりをとても楽しんでいました。日本語がわからない生徒も、授業が楽しくなったので、友だちと一緒に楽しく勉強ができました。また、授業外でも生徒が学んだオノマトペを楽しく使うことができました。
TIKAMPORN PHAKAMAKANONT(KAENNAKHON WITTHAYALAI SCHOOL)
PORNSUDA PHUPONGSA(SUANKULARB WITTAYALAI THONBURI SCHOOL)
令和5年度 博報堂教育財団日本語教育プログラム第1回日本研修参加者
(国際交流基金日本語国際センターで実施)
Sorry, this page is only available in Japanese.
このページは日本語のみでご覧いただけます